こどもとくらし

健やかな身体と心を育てるために、できること。

原因を知る

子どもの矯正治療をはじめる前に、資料採取→分析→結果という流れで、歯並びに影響している原因を知ることができました。

資料採取では立位や歩行時の姿勢、食べている時の唇の動きや舌の使い方、歯や骨格の形、気道や口腔内の機能など、様々な角度から発育を捉えて分析をしてくださいます。

「食べて飲み込む」という動き一つにおいても、口周りに無駄な力が入っていないか、舌で上あごを押して嚥下しているか、筋肉をどう使っているかなどを動画や写真などで分析すると、その子独自の癖であったり、間違った舌の使い方をしていたりということが見えてきます。

扁桃腺や舌小帯の機能に不全が見つかることもあり、耳鼻咽喉科と連携することで、よりよい呼吸や嚥下ができるようになったりもします。

表には表れていなかった不調や不全に対して、発育段階であるこの時期に「気づき」ができることは、親として幸運です。

子どもの気道や心肺機能・骨や筋肉が成長する時期に、正しい呼吸や嚥下の仕方にシフトすることで、正常な身体の発育がつくれるそうです。

単に歯並びを良くするだけでなく、身体をより健康にするためにどういう関りができるか。

原因に働きかけることで健やかな成長を促すことができるのです。