正しい嚥下
遺伝や環境など様々な要因により、正しい嚥下を獲得できていない現代人は多いようです。
噛むことの少ない現代の食事も一因であると言われています。
本来の正しい嚥下は、舌で上顎を押しながら食べ物を咀嚼し飲み込んでいます。
この方法で嚥下していると上顎が自然と押し広げられて幅が広がり、正しい位置に歯が生えます。
ところが間違った嚥下では、舌で歯を押して嚥下していることが多く、幅の狭い顎しか作ることができません。
その結果、正しい位置に歯が並ぶことができず、他の不調も誘発することになります。
頭蓋顔面の成長は呼吸や嚥下の影響を大きく受けるため、適切な時期までに正しい呼吸や嚥下を獲得する必要があるのです。
健康な歯並びは正しく嚙むことができるようになり、噛むことで脳が活性化されます。
つまりは記憶や学習能力の向上に繋がります。
子どもの心や体の健康や発達のために、適切な道筋を作ることは親の役目であると思います。